オンライン英会話をこれから始める人もしばらく続けて使っている人も、
レッスンを受ける勇気がなかなか出ないときってあると思います。
これって誰もが通る道なので、うまくつきあっていくことがオンライン英会話を長くつづけるうえで重要なのだと思います。
この記事では、レッスンを受ける勇気が出ないときのことを振り返って、その原因や対処法について自分の経験をまとめてみたいと思います。
発想の転換で乗り越えられるときもある
「オンライン英会話 勇気が出ない」でネット検索をしてみると、こんなアドバイスが見つかります。
- 考えていることって意外と起こらないから心配しなくても大丈夫
- 英会話の先生は生徒の味方だから不安がらなくても大丈夫
- 先生の立場になってみると、どれだけ生徒が失敗しても特に気にしてないから大丈夫
こういう「発想の転換」が気持ちを楽にしてくれることもあります。
具体的には、不安な気持ちになったときに自分が想像している悪い状況(例:英語がまったく通じなくて困るなど)をイメージして、こんなふうに考えてみます。
- 「そういうことは起こらないかもしれない」
- 「起こったとしても先生が助けてくれる」
- 「起こったとしても先生は特に気にしてない」
これで気持ちが楽になってレッスンを受けられるなら、こんなに楽な方法はないのでラッキーです。
でも考えかたの発想を転換しても何も改善しない場合もあります。
そんなときは別のアプローチを考える必要があります。
オンライン英会話のレッスンを受ける勇気が出ないときの対処法
私が実際にやっている対処の仕方は、大きくわけて3つあります。
- やらざるを得ない状況をつくる
- 教材をなぞるだけのレッスンにする
- 開き直って日本語に頼る
対処法1.やらざるを得ない状況をつくる
やらざるを得ない状況をつくると、たいていのことは解決します。
たとえばレッスンを受けることが仕事なら、勇気をむりやり奮い立たせることができるのではないでしょうか。
問題は、やらざるを得ない状況をつくるのが結構むずかしいことです。
自分にプレッシャーをかけすぎると嫌になるし、そもそも差し迫って英語を身につけないといけない状況でもないと、無理して自分を追い込むのには抵抗があります。
フットワークが軽い人なら、英会話カフェに足を運んだりマッチングアプリで外国人と知り合ったりすることができるかもしれませんが、それも気軽にとはいきません。
そこで私が考えたのは、疑似的にやらざるを得ない状況をつくるというやり方です。
2つ紹介します。
方法1.レッスンの予約をとにかく早めに入れておく
1つ目は、レッスンの予約を早めにとってしまうこと。
こうすると、レッスンが予定に組み込まれるので、勇気が出なくても頑張ろうという気持ちになりやすいです。
レッスンの予定がなければ、英語を始めるのに毎回重い腰をあげないといけなくなります。
レッスンの予定があれば、勇気が出なくてレッスンを受けたくなくてもキャンセルをしないといけないので、なんとか思いとどまることができます。
レッスンが終わったときに、すぐに次のレッスンを予約するようにするとスムーズです。
方法2.講師選びで迷わないようにルール化する
オンライン英会話は、レッスンごとに講師を選んで予約する仕組みになっているものがほとんどです。
これが結構な落とし穴で、どの先生にしようかなと迷っているうちにレッスンを受ける勇気が出なくなってしまったことが何度もあります。
選んでいるうちに「この先生なら優しそうだし失敗しても大丈夫かな」と、うまくいかないことをすごく考えてしまうんです。
そこで、こんなふうにルール化してみました。
もう何も考えずに、とにかく左上に出てきた講師のレッスンを予約するようにしたんです。
これで迷う時間を自分に与えず、腹を決めてがんばるように自分を追い込みました。
「よくよく考えたら、日常で出会うことになる外国人は、自分で選べるわけじゃないしな」と自分に言い聞かせながら。
この方法をつかうときは、感情を無視して淡々と予約するのがコツです。
意外と覚悟がきまって、勇気を奮い立たせることができたりします。
対処法2.教材をなぞるだけのレッスンにする
教材レッスンを利用するというやり方もあります。
勇気が出ない理由のほとんどが、英語での受け答えがうまくいかなかったらどうしようというものだと思うので、
やさしいレベルの教材をなぞるだけのレッスンにすれば、失敗に対する不安を和らげることができます。
オンライン英会話の教材には色んな種類があって、雑談やディスカッションが入るものもありますが、ただ講師の質問に答えたり音読したりするだけのものもあります。
事前に内容を確認することもできるので、予習をして何をいうかを決めておくと、さらに心理的なハードルは下がります。
簡単な教材を選んだら勉強にならないと思うかもしれませんが、勇気が出なくてレッスンを受けられないよりはマシかなと思います。
それに、簡単な教材でも気分がのってきたら雑談が増えたりするし、
次はもう少しレベルをあげようとも思えるので、結果的には勇気が出ないという状況を克服することにもつながります。
対処法3.開き直って日本語に頼る
色んな方法を試しても勇気が出ない状況が続くなら、日本語をつかってレッスンを受けることを考えてもいいと思います。
これからオンライン英会話を始めるという人についても、英語でのやりとりがどうしても不安なら日本語をつかって英語を学ぶことをお勧めします。
オンライン英会話と聞くと、外国人とのレッスンを想像する人も多いと思いますが、
バイリンガルの日本人にレッスンをお願いできるサービスもあって、実際のところかなり効果があります。
私もワールドトークやWings英会話をずっと使い続けています。
日本語をつかいながら少しずつ英語でやりとりをする機会をつくっていくことができるので、
無理せずマイペースに英会話を学んでいくことができます。
勇気が出ない原因は、実は自分の英語レベル以外にもある
オンライン英会話を長くつかっていて気付いたことなんですが、
レッスンを受ける勇気が出ない原因は、どうやら自分の英語レベル以外にもあるようです。
あくまで私の場合ですが、レッスンを受ける勇気が出ないときは次の3つが当てはまるケースが多いです。
- 忙しくて英語の勉強が片手間になっている
- 英語の勉強を楽しめていない
- 英語の目標を見失っている
こういう状況になると、英語の勉強にちゃんと向き合えない状況になってしまい、頑張るぞというエネルギーもわいてきません。
ネガティブなイメージが先行して弱気になり、うまくいかなかったらどうしようと考えてしまいます。
逆にしっかり英語と向き合えているときは、気持ちがノっているので、
たいていのことは何とかできるはずと思えます。
このあたりのことを見直して学習環境を整えたり英語と向き合える時間をつくったりすると、勇気を出して頑張ろうという気持ちになれることがあります。
まとめ
オンライン英会話のレッスンを受ける勇気がないときは、たぶんこんなことを考えているのだと思います。
- 失敗したらどうしよう(うまく話せないかも)
- どんな先生なんだろう
- レッスンがこわい。いつも頭が真っ白になる
- 会話自体あまり得意じゃない
- 何を話せばいいか分からない
- うまくいくイメージがわかない
- オンライン英会話って難しそう
こういうネガティブな気持ちをコントロールするのはすごく骨が折れることなので、すぐに解消というわけにはいきません。
この記事ではいくつか私の対処法をシェアしましたが、人によって状況は様々なのでどこまで効果があるかは正直分かりません。
でも大事なのは、自分なりの対処法を見つけることだと思うので、
いろいろ試しながら自分にフィットするものを探してもらうのがいいと思います。
ちなみにオンライン英会話を7年ほど続けてきて、よく出てくる困った状況ベスト2は「勇気が出ない」と「めんどくさい」です。
※参考記事 >>> 【対処法まとめ】たまにオンライン英会話がめんどくさいと思う件。
このふたつの感情とうまく付き合うことができればオンライン英会話をすごく続けやすくなるので、順調に英語を話せるようになっていくと思います。