ゲストハウスで働き始めて分かったことがあります。
それは、英語が完璧じゃなくても、相手が必要としていることを伝えられれば十分通用するということ。
お客さんが求めていることを理解し、丁寧に応対することができれば、つたない英語でも笑顔で “Thank you!” と返してもらえます。
誤解を恐れずに言うと、英語の上手い下手はあまり関係ないのかもしれません。これが格式高いホテルだと問題になるのかもしれませんが、素泊まりで低価格のHostelにはそこまで求められていないように思います。
むしろ大切なのは、気配りや心配り、そして笑顔や元気の良さ。
そういえば、私が海外のドミトリーに泊まったときも、スタッフの方が笑顔で接してくれたり、困っているときに声をかけてくれたりするだけで、たとえ言葉が通じなくても嬉しく感じたものでした。
シンプル イズ ザ ベスト
もちろんサービスの質が悪いと問題になるので、業務を遂行するために最低限の英語力は必要になります。(以下は一例)
- Listening, Speaking
予約やCheck-in/outに応じる
滞在中の問い合わせや質問に対応する - Reading, Writing
予約メールのやりとりをする
SNSや予約サイトを運営する
お客さんとやりとりをするときは、何を聞かれているのか、何を伝えないといけないかに意識を集中させます。
話のポイントをおさえていれば、英語の文章が組み立てられなくても、単語やボディランゲージをつかって必要なことを伝えられるからです。
要点を絞って、なるべくシンプルに伝えること。
“Simple is the best.” という言葉がありますが、英会話に自信がないという人は、相手が求めていることや話のポイントを意識するだけでも、かなり話しやすくなると思います。