オンライン英会話は英会話力を伸ばすのにとても効果的ですが、長く続けることができないと英語の習得はおぼつきません。
オンライン英会話を使っている人なら必ず一度は悩む「マンネリ」を乗り越える方法について、3つの対処法を共有したいと思います。
オンライン英会話にマンネリしたときの3つの対処法
結論から言うと、マンネリ状態を抜け出すカギは「何かを変えること」にあります。
マンネリしたカップルがいつもとは違うデートを試みるのと同じです。
具体的には、教材や講師、利用するオンライン英会話のどれかを変えることでマンネリを解消し、新たな気持ちで学習に取り組めるようになります。
対処法1. オンライン英会話の教材ジャンルやレベルを変える
マンネリを解消する方法の中で一番手軽なのが、いま使っている教材を変えてみること。
これには大きく分けて2つの方法があります。
1-1.オンライン英会話教材のジャンルを変える
まず1つ目は、教材のジャンルを変えるという方法。
私の場合、文法の勉強をしていてマンネリしたときに、文法教材を使うのをやめてスピーキング教材に変えたことがあります。
様々な会話シーンで使われる表現を講師と一緒に音読しながら学んでいくというものでした。
当時は文法に課題を抱えていたのですが、文法テキストを読むよりスピーキング教材をつかったほうが楽しいし、モチベーションが上がります。
そこで英会話レッスンではスピーキング教材を使い、自習の時間を使ってレッスン中に出てきた文章に使われている文法を調べるようにしました。
その結果マンネリも解消して楽しく文法を学べるようになりました。
さらに嬉しいことに、文法を理解するだけでなく会話表現を自分で組み立てられるようになり、学習効率も次第に改善していきました。
逆にスピーキングの教材を使って成長実感が得られないときに、文法の教材に戻って基本を学びなおしたこともあります。
教材のジャンルを変えると英会話を違った角度から学ぶことになるので、新しい発見や刺激を得られることが多く、マンネリを打破するのに効果的です。
2-2.オンライン英会話教材のレベルを上げる
教材のレベルを上げてみるのも効果的です。
そうすることで、停滞している気持ちや学習状況に新鮮な刺激を送り込むことができます。
例えば、リスニングに取り組んでいる人は「ちょっと難しいかなぁ」と思うスピードの英会話を聞いてみてください。
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そうすると普段通りの感じで聞いていたのでは会話の大部分が聞き取れなくなるので、嫌でも必死に聞き取ろうとするようになります。
そして、自然と集中力が高まり、
「もっと聞き取りたい」
「どうやったらこのスピードでも聞き取れるようになるんだろう」
と考えるようになるはずです。
そうやって上のレベルに取り組んでいると少しずつ学習の意欲が高まり、新鮮な気持ちで学習に取り組めるようになっていきます。
マンネリは気持ちの緩みや慣れからくるので、自分をある意味追い込むことで学習に緊張感を生み出すのは非常に効果的です。
この方法は負荷をかけすぎると嫌になることもあるので、バランスが大事です。
対処法2. オンライン英会話の講師を変える
教材を変えても状況が改善しないときはレッスンを担当してくれる講師を変えてみるのも手です。
いつもとは違った雰囲気でレッスンが進み、好奇心やモチベーションを引き出すことができます。
普段から色んな講師にお願いしている人は、思い切って普段選ばない講師に挑戦してみることをお勧めします。
私の場合は、レッスンに慣れていない、不愛想な講師を敢えて選んでいたことがあります。
この講師はこちらの理解度をおかまいなしにナチュラルスピードで話すのが特徴で、チャットボックスにテキストを打ち込んだりもせず、あまり親切ではありませんでした。
でも、見方を変えればいい会話の練習になります。
海外旅行や留学で出合う外国人は、英会話講師のように辛抱強くこちらの話を聞いたり、話すスピードを調整したりしてくれるとは限らないからです。
そこで、「少しマンネリしてきたな・・・」と感じたときは敢えてこの講師にお願いし、自分を追い込むことで甘えを無くして、負けず嫌いな性格に火をつけてモチベーションを高めていました。
対処法3. オンライン英会話サービス自体を乗り換える
教材や講師を変えてもマンネリが解消しないときは、オンライン英会話の乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。
オンライン英会話は1か月単位の契約で好きな時に退会できます。
通学制スクールのように年間契約でまとまったお金を前払いする必要もなく、対面でセールスを受けることもないため、柔軟に活用できます。
自分の気持ちや学習の状況に応じて、最適なオンライン英会話を選択することができれば、英会話の勉強を楽しみながら長く続けていくことができるようになります。
オンライン英会話を乗り換えるときの注意点
ただし、乗り換えないほうがいい場合もあります。
例えば、乗り換えることで学んでいることが中途半端になってしまったり、これまで積み上げてきた効果が薄れてしまうようなケース。
段階的にもうけられたカリキュラムやコース、積み上げで覚えていく文法や英作文のような学習を途中でやめてしまうと、学習効果が半減する可能性があります。
これまで学んできたことは自分の中に残っていくので、台無しになるわけではありませんが、キリのいいところまで進めたほうが学習効果が高いと判断できる場合もあります。
また、仕事が忙しいなど余裕がない時に乗り換えるのは挫折するリスクが大きいです。
新しいサービスに慣れるまでは多少時間がかかるので、忙しさを理由にレッスン頻度が落ちたり英語の勉強をしなくなったりするかもしれません。
ハードルが低いものから取り組んでみよう
マンネリ対策で失敗するリスクを小さくするためには、以下の順番に取り組むのがお勧めです。
- 教材やレベルを変えてみる
- 講師を変えてみる
- サービスを変えてみる
まずは小さく変えることから始めて、気持ちや意識の変化を感じてみてください。
自分にあったマンネリ解消法が見つかったらしめたもの。
英語の勉強を長く続けられるようになります。