英語と日本語の語順の違いに慣れる

京都御苑を歩いているときに苑内放送を聞く機会がありました。

はじめに日本語で、つぎに英語でアナウンスが流れたんですが、やっぱり英語と日本語は語順がまるで違いますね。

苑内で禁止されていることについての放送だったのですが、例えば「リードをつけずに犬を散歩させること」を英語に訳すとこうなります。

“Walking dogs without leashes.”

先に「犬を散歩させること」がきて、そのあとに「リードをつけずに」が続きます。

もう一つ見てみましょう。

“The operation and the flight of drones or radio controlled helicopters.”

これを日本語にすると「ドローンやラジコンへり等の操作、飛行させること」 ですが、先に “The operation and the flight”(操作や飛行)がきて、次に “of drones or controlled helicopters”(ドローンやラジコンヘリ等の)と続きます。いきなり「ドローンや…」と始めないところがポイントです。

目次

英語の語順感覚を身につける

この語順に慣れることはとても大切です。

英語の語順を感覚でわかるようになると、スピーキングやリスニングの飲み込みが早くなり、英会話の応用力も養われます。

私の場合、英語の語順に慣れてから洋楽の歌詞が聞き取りやすくなりました。

比較的長い文や息継ぎなどで文が途切れ途切れになっているところも前から順番に理解できるので、耳を集中させなくても歌詞がスッと頭に入ってきます。

スピーキングについては、喋り出しが早くなり、考えながら言葉を付け足していけるようになります。

私たちは考えながら言葉をつないでいくことが多いので、言葉を組み立てる順番が分かると補足や伝えたいことを文章の後ろにどんどん繋げていけるようになり、会話の幅が広がります。

以下、京都御苑の注意事項を掲載しておきますので、語順に注意して読んでみてください。

■苑内の注意事項(抜粋)

The following activities are prohibited in our garden.(苑内では、次に掲げる行為はご遠慮ください)

・Walking dogs without leashes.(リードをつけずに犬を散歩させること)

・Feeding animals.(動物にエサを与えること)

・Entering lawn areas by bicycles.(芝生内へ自転車を乗り入れること)

・The operation and the flight of drones or radio controlled helicopters.(ドローンやラジコンへり等の操作、飛行させること)

・Using toys or sports equipment except in designated areas.(指定の場所以外で、遊具や運動用具をつかうこと)

・Picking plants and damaging trees. (植物の採取あるいは、樹木を傷つけること)

Kyoto Gyoen National Garden – 環境省(Ministry of the Environment Government of Japan) ※()内は引用者追記

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