オンライン英会話の講師は、以下の3タイプに大きく分けることができます。
- ノンネイティブ講師:フィリピン、セルビア、メキシコなど
- ネイティブ講師:アメリカ、カナダ、イギリスなど
- 日本人講師
※厳密にいえば日本人もノンネイティブですが、こういう区分になっていることが多いです。
3つのタイプを全部試してみて、一番長続きしたのは日本人講師とのレッスンでした。
特に、いまお願いしているT先生とは、かれこれ4年以上の付き合いになります。
この記事では、オンライン英会話を長く続けるコツとして、
「バイリンガルの日本人講師をうまく活用する方法」を実体験をベースにお伝えしたいと思います。
いま外国人講師にレッスンを頼んでいる人も、あまり長続きしそうにないなら思い切って日本人講師に乗り換えるか、日本人講師とのレッスンを併用すれば、オンライン英会話を長くつづけやすいのではないかと思います。
そしてバイリンガルの日本人講師だけが残った
これまで合計で7年ほど、オンライン英会話をつかってきました。
いろんな国籍の外国人講師にレッスンをお願いしてきましたが、あまり長続きせず、結局最後まで残ったのはバイリンガルの日本人講師だけ。
考えてみると、その理由は3つにまとめられると思います。
バイリンガル日本人講師の続けやすさ
- 心理的なハードルが低くて安心
- 講師と仲良くなりやすい
- 柔軟に対応してくれる
外国人講師の場合とくらべながら、ひとつずつ説明したいと思います。
続けやすさ1.バイリンガルの日本人講師はレッスンのハードルが低くて安心
バイリンガルの日本人講師は、レッスンを受けるときの心理的なハードルがとても低いです。
外国人講師にレッスンをお願いすると、予約をとるのもレッスンを受けるのもすごく勇気がいると思います。
うまく英語が通じなかったらどうしようという気持ちが大きいからです。
日本人講師なら困ったときに日本語がつかえるので、英会話に自信がなくてもレッスンを受けやすくなります。
また、外国人を目の前にするだけで緊張して、なかなかレッスンに集中できない人もいると思います。
そもそも英会話を勉強したい人のほとんどが普段から外国人と話す機会がないと思うので、
レッスンのたびに毎回緊張しながら勉強を進めているのが実際のところだと思います。
日本人講師であればこのあたりの不安や緊張を気にする必要がないので、レッスンを継続しやすくなります。
学習者の弱点やつまずいているポイントをすぐに分かってくれる安心感もあります。
うまく話せなかったり言葉につまったりしても優しく「大丈夫ですよ」と日本語で声をかけてくれ、
的確なアドバイスでレッスンをリードしてくれるので、リラックスして英語の勉強に集中することができます。
これは自らも苦労して英語を身につけた経験をもっているバイリンガルの日本人講師ならではの良さだと思います。
続けやすさ2.バイリンガルの日本人講師は英会話レッスンを通じて仲良くなりやすい
外国人講師と比べて日本人同士だと話が弾みやすく、仲良くなりやすいというのも大切なポイントです。
講師と仲良くなれるとレッスンの時間が楽しみになり、レッスンを継続しやすくなります。
もちろん外国人講師ともレッスン回数を増やしていくなかで仲良くなることはできますが、
同じ文化背景・バックグラウンドをもっていないので、異文化についての話が多くなり、お互いのプライベートの話よりも表面的な文化の違いなどに話がいきがちです。
日本人同士だと説明しなくても分かってもらえることが多いので話が盛り上がりやすいです。
たとえば私の場合、お世話になっているT先生とは恋愛、仕事、家族、子ども時代のことなど本当にいろんな話をします。
この間は中学時代のバレンタインデーの話になりましたが、何も説明しなくても「あの男子も女子もそわそわする感じ懐かしいね~」と英語で盛り上がりました。
フリートークレッスンに限らず、教材レッスンでも、オンライン英会話では色んな場面で雑談をすることが多くなると思います。
そういうとき日本人同士だと自然と分かり合えることが多いです。
もちろん英会話を学ぶうえで外国人と楽しく話せるようになれることを目標にすることは大切だと思います。
でも英会話はすぐに身につくものじゃないので、いきなり外国人講師と無理してレッスンをつづけても思うように話せずに挫折してしまう可能性が高くなります。
なので私はバイリンガルの日本人講師と英語をつかって楽しみながら雑談を練習することを大事にしています。
仲の良い講師とレッスンを行うことで無理せずオンライン英会話を続けることができるし、自然とリスニング力やスピーキング力が向上します。
外国人講師とのレッスンはより本番に近いコミュニケーションの訓練の場という位置づけで考えています。
続けやすさ3.バイリンガルの日本人講師はいろんな要望に柔軟に対応してくれる
バイリンガルの先生は基本的にどんなレッスンにも対応してくれるので、レッスンがマンネリしにくいです。
参考までに、これまで私がお願いしたことがあるレッスンを紹介します。
- TOEICテスト対策(写真描写、ディスカッション、音読、選択問題)
- ニュース記事(音読、ボキャブラリー確認、クイズ、ディスカッション)
- 英語日記の添削(フレーズ、英作文、文法解説)
- ショートプレゼンテーション
- 洋楽(歌詞の解説、ボキャブラリー確認、英作文)
- 海外ドラマ・映画(セリフの確認・解説、発音練習)
- フリートーク
ほかにも宿題をつくって出してもらったり、外国人のチャットを見せて解説してもらったりと色んなことをお願いしてきました。
レッスン中にマーブルチョコレートを使ってタワーづくりにトライしたこともあります。笑
>この英語の記事(M&Mを5個重ねてギネス世界記録)で盛り上がったのがきっかけです。
(結果、2つ積み上げることもできませんでした…)
もちろん講師によっては対応できないレッスンもありますが、
日本語をつかえるので外国人講師よりは要望を伝えやすく、レッスンの幅も広がりやすいと思います。
洋楽の歌詞や海外ドラマのセリフなんかは細かい英語のニュアンスを日本語で解説してもらわないと分からなかったりします。
外国人講師のレッスンでは遠慮してしまって色んなレッスンをお願いしづらいと思います。
その結果、実はあまり気乗りしてないのに同じレッスンを続けてしまったり、もっと分かりやすい解説が聞きたいのに言い出せなかったりして、モチベーションが下がってしまうこともあります。
こうなってしまうと、オンライン英会話を続けるのが難しくなってしまいます。
オンライン英会話を続けるために工夫していること3つ
バイリンガルの日本人講師は、外国人講師よりレッスンを続けやすいと思います。
それでも、オンライン英会話を同じペースで何年もつづけるのは正直いって結構難しいです。
仕事が忙しくなって気持ちに余裕がなくなったり、英語を勉強するモチベーションが下がったりすることもあるし、
めんどくさくなってサボりたくなる時もあります。
私は7年オンライン英会話を続けていますが「ちょいちょいサボったりしたけど、なんだかんだで続いている」というのが実際のところです。
参考までに、オンライン英会話を続けるためにしている工夫をまとめておきます。
オンライン英会話を続ける工夫1:レッスンをうける頻度は週に2~3回におさえる
よっぽどやる気があるときを除いて、レッスンの頻度は週に2回か3回にしています。
英語の勉強以外にやりたいことが結構あるし、急に仕事が忙しくなることもあるからです。
週に2回ぐらいの頻度なら、忙しくなってもなんとか続けられます。
オンライン英会話を続ける工夫2:レッスンが終わったら次の予約をその場でとる
オンライン英会話は、自由に日時を選んでレッスンを予約する仕組みになっていることがほとんどです。
いつでも自由に予約ができると、ついついレッスンの日時をあとで決めようとしがちですが、注意が必要です。
後回しにすると、大抵レッスンの予約を忘れるかレッスンを受けるのを先延ばしにしてしまいます。
レッスンが終わったあとに次の予約をとってしまえば、自分のスケジュールにレッスンが組み込まれるので、サボりにくくなります。
また「お気に入りの講師の予約を他の人にとられないようにする」「希望のレッスンスケジュールを確実に確保する」といった効果もあるので、常にレッスンの予約をとるクセをつけるのはお勧めです。
オンライン英会話を続ける工夫3:自分の気持ちに気を配って常に正直でいる
最後に、これが一番大事だと思うのですが、自分の気持ちに正直にいることを大事にしてます。
普段から英語を話す機会がある人は、英会話レッスンをつづける明確な理由があるし、勉強したことを使うこともできるのでモチベーションを保ちやすいと思います。
でも私はそんな機会にめぐまれていないので、将来どこかで使えたらいいなぐらいの気持ちであくまで趣味としてオンライン英会話を続けています。
やる気がないときもあるし、あまり成長を実感できなくて楽しくないときもあります。
英語をつかう必要性があったら無理にでも続けられそうですが、そうではないと簡単にサボってしまいます。
そこである時から自分の気持ちに正直になることにしました。
開き直りに近いかもしれません。
めんどくさいときは正直にめんどくさいと認めてしまう
例えば、めんどくさいなと思ったら「めんどくさいな~」と声に出したりします(あくまで独り言で)。
そしてその気持ちを認めてしまいます。
そうすると少しだけ気持ちが落ち着くので、めんどくさくてもレッスンを受けるにはどうしたらいいかを考えるようになります。
そういう場合の選択肢は、たいていこんな感じになります。
- レッスンの初めに「今日はあまり気分がのらない」「モチベーションを保つのが難しい」と白状してしまおう
- 英語を使わないレッスンに切り替えてしまおう(文法の解説や疑問の解消など)
- 初めは日本語で5分ほど話をして、そこから少しずつ英語に切り替えていこう
どうしてもレッスンをしたくないときは、疲れていることや予定を理由にキャンセルしたり振り替えてもらったりします。
場合によってはチャットだけのレッスンにしてもらうこともあります。
こんなふうに自分の気持ちに気を配りながら正直ベースでオンライン英会話をつかえるようになると、挫折する可能性がかなり低くなります。
もしかしたらこのやり方は、ある程度気心の知れた先生とじゃないと難しい気もしますが。。
こんな使い方ができるのも、ワールドトークで出会ったT先生のおかげによるところが大きいです。
色んな講師のプロフィールを見ると「レッスン内容は話し合って決めていきましょう」というものが多いので、バイリンガルの日本人講師であればかなり柔軟に対応してもらえると思います。
あとはレッスン回数を重ねることで、どれだけ仲良くなれるかがポイントです。
ぜひ相性のいい先生をみつけて、色んな話をしてみてください。
バイリンガルの日本人講師を学習のペースメーカーに
オンライン英会話の使いかたでオススメしたいのが、バイリンガルの日本人講師のレッスンを続けながら必要に応じて外国人講師のレッスンをうけるというやり方です。
例えば、まずは週に2~3回、バイリンガルの日本人講師とレッスンを続けます。
ワールドトークなら、月3,000円~6,000円ほどあれば大丈夫です。
このあと紹介しますがWings英会話の場合は、月8,000円から始められます。
そして英語のアウトプットを増やしたくなったら、別のサービスを併用して、短期集中でレッスンを増やします。
ちなみに、ノンネイティブ講師の毎日プランであれば、毎日1レッスン話しても月6,500円ほどです。
>オンライン英会話の料金プランについてはこちらの記事にまとめました。>>オンライン英会話の料金プランごとの相場や特徴を解説
このやり方なら、困ったことがあったときにバイリンガルの先生に色々とサポートをしてもらえるし、外国人講師とのレッスンが続かなくなっても日本人講師とのレッスンを問題なく続けられます。
オンライン英会話はネット完結でいつでも入会・退会ができ、入会金がいらないうえに月々の支払いになっていて解約金もないので、自由に乗り換えることができます。
この特徴をうまく利用すれば、バイリンガルの日本人講師をうまく活用しながら、挫折しにくい学習環境を整えることができます。
バイリンガルの日本人講師と外国人講師が在籍していて自由にレッスンを組み合わせられるeigoxのようなサービスをつかってもいいかもしれません。
いろいろと工夫して、自分にあった続け方を見つけてみてください。
お勧めのバイリンガル日本人講師英会話サービス
ワールドトーク以外で私が特にお勧めしたいのはWings英会話です。
現時点で9ヶ月ほどお世話になっていますが、大げさでもなんでもなく「一度もレッスンがめんどくさいと思ったことがありません」。
それどころか毎回次のレッスンが楽しみで仕方ありません。
というのも、このサービスは全く新しいコンセプトで運営されているからです。
「話したい人がいるから英語が話せるようになる」という考えのもと、10代から20代の女性講師のみが在籍していて、しかも担任制で英語を教えてくれるんです。
友達のような恋人のようなカジュアルな雰囲気で英語を学ぶことができます。
私は30代男性なので、慣れるまでは話すだけで結構ドキドキしていました。笑
ちなみに英会話上達のコツは、とにかく英語を話そうとすることなのですが、
講師の方とレッスンを重ねれば重ねるほど「もっと話したい」「もっと正確に伝えたい」という想いが強くなるので、とても効果があります。
教科書や単語帳で学んだ英語を無理やり話しても自分の言葉になりません。
話したいことや話したい気持ちがあるからこそ、どう話せばいいかを調べるようになるし、話せなくてもどかしいからこそ調べたときに英語がスッと頭に入ってきます。
なので、レッスンを繰り返していくうちにどんどん英会話が上達していきます。
言葉につまっても日本語で聞いたり教えてもらったりできるのも有難い。
なかなかこんなサービスはないと思います。
話してみたいと思える講師がいないか、ぜひサイトをチェックしてみてください。
良い講師に出会えると、英語の習得スピードが一気に加速しますよ。