英会話のボキャブラリー不足に対処する実践的な勉強法

この記事では、英会話のボキャブラリー不足に対処する方法について、より実践的な勉強法をシェアしたいと思います。

ひとつは自習でできるインプット学習、もうひとつはオンライン英会話をつかったアウトプット学習です。

目次

ボキャブラリー不足には2つの状態があって効果的な勉強法が違う

まず、ボキャブラリー不足には、大きく分けて2つの状態があると思います。

  1. 単語を知らない
  2. 言いたいことが言えない

ある単語について英語で何て言うかを知らない状態が前者で、

知っているのに会話になると英語が出てこない状態が後者です。

いろいろな学習方法を試してきて、それぞれ効果的なやり方が違うと感じています。

1.単語を知らない場合は、英語日記をつかって単語をインプットすると効果的

知らない単語が多いと感じる場合は、単語をインプットするのがいいと思います。

このとき、単語帳をつかってとにかくインプットをしてもいいのですが、効果を上げたいなら、会話で英語をつかってみて、そこで知らなかった単語だけを勉強することをお勧めします。

英語で会話をする機会がないなら、1日1行でもいいので英語日記を書いてみてください。

そこで分からなかった単語を調べて、オリジナルの単語メモをつくっておきます。

そして日記のなかで新しい単語をつかうように意識します。

ほぼ日でも構わないので、コツコツと英語日記を書いて、そこで新しい単語を繰り返しつかうようにすれば、

単語が頭に残るだけでなく、実際に文章にして使えるようになるので、

会話でつかえるボキャブラリーを増やしていくことができます。

受験勉強やテスト対策のように、単語帳をいちからめくって覚えていくのはあまりお勧めしません。

単語帳に載っているからといって、自分が会話で使うことになるとは限らないからです。

いずれ使うかもしれない(し、使わないかもしれない)単語を学ぶより、

自分が表現したい(=すぐに使える)単語を学ぶほうが優先順位が高いし、学習効率がいいです。

単語だけでなく、例文を書きとるなどして文法や表現も学んでいく

慣れてきたら、単語を調べたときに出てくる例文を書きとってみます。

そしてそこで使われている文法や表現も一緒にメモします。

ここで学んだことも、英語日記のなかで積極的に使うようにしてみてください。

はじめは効果をあまり感じないかもしれませんが、1ヶ月も続ければ、かなり新しい単語を使いこなせるようになっているはずです。

単語だけを学んでも、実際の会話になると文章に組み込むことは難しいですが、

文法や表現も一緒にインプットして文章をつくれるようになれば、会話でつかえるようになります。

2.ボキャブラリー不足=英語で言いたいことが言えない場合は、サバイバル力を磨く

単語を知らないというよりは、漠然とボキャブラリー不足を感じるときもあります。

この場合は、こつこつ単語を学んでいても、あまり効果を感じられません。

なぜなら、会話で必要になる単語の数は、1,000や2,000どころではないからです。

日本語を話しているときのことを考えれば分かりますが、日常会話では、途方もない数の単語を組み合わせて話すことが求められます。

だから、英語を学んでいる限りいつまで経ってもボキャブラリー不足を感じるし、その感覚はなくなりません。

いま私がお世話になっている日本人の先生も、何年も海外に住んでいるのにボキャブラリー不足を感じるそうです。

海外で過ごしていると、日本にいるよりは高い英語力を求められるというのもありますが、今より上の英語力を目指そうと常に考える限り言いたいことは無限に出てくるし、知らないこともたくさん出てくるのだと思います。

単語を知らなくても相手に言いたいことが伝わるように訓練する

ボキャブラリー不足は、向上心がある限りずっと付き合っていかないといけないものだと思います。

なので、ある意味では割り切ってボキャブラリー不足を受け入れる必要があるのかなと感じます。

漠然とボキャブラリー不足を感じているときは、単語に頼らなくても言いたいことを言えるように訓練するのが効果的です。

会話で知らない単語が出てきてもとにかく伝える努力をしましょう。

私の場合、日本人の先生と週に3回ほどオンライン英会話でフリートークをしていますが、そこで分からない単語をいかに伝えるかを意識して訓練しています。

サバイバル力というか、とにかく知っている単語や表現をつかって、分かってもらう力を意識的に伸ばすことが大事だと感じています。

例えば、何か言いたいことがあるときに、それをどうすればシンプルに言えるかを考えます。

そして、日本語を直訳しないように気を付けます。

とにかく深く考えずに、たくさん英語を話すように意識するのも効果的です。

単語が分からないといって話すのをやめてしまうと、何もしゃべれなくなってしまいます。

止まらずに英語を話そうとすることで、自分の中にある知っている単語や文法を駆使して、なんとか文章をつくれるようになっていきます。

誤魔化しながらでも構わないので、話し続けることを意識してみてください。

オンライン英会話をつかって言いまわしをたくさん教えてもらう

私が普段やっていることを、もう少し具体的にシェアしたいと思います。

だいたい夜の23時ごろから、海外に住んでいるバイリンガルの日本人講師と、オンラインで英会話レッスンを受けています。

仕事から帰ってほっと一息ついたあと、いろんな用事を済ませて、寝る前に楽しくおしゃべりするのが日課です。

週に3回ぐらい、とにかく雑談を繰り返しています。

子どものように言い間違えて、恥ずかしがらずに素直な気持ちで教えてもらう

意識しているのは、子どものような心持ちでレッスンを受けることです。

言葉を覚えたての子どもはとにかくよくしゃべります。

そして何度も言い間違って、親から正しい言いかたを教えてもらいます。

その繰り返しで話せることを増やしていきます。

なので、レッスンのときは、伝えたいことを躊躇せずにしっかり言葉にして、素直に教えてもらうことを意識しています。

間違うことを恥ずかしいと思ってしまうと、何も言えなくなるので、

つたない英語をどんどん使っています。

頭は大人、でも言葉のレベルは子ども。そのギャップがもどかしい

ボキャブラリー不足を感じるときはたいてい、頭で考えていることを正確に言葉にできないときだと思います。

私はいつも普段頭で考えていることの半分も言葉にできてない気がしています。

しっかり伝えたいのに、ざっくりとした表現しか出てきません。

でも冷静に考えれば、これはとても自然なことです。

大人なのでいろんなことを考えられる頭があります。

なのに、言葉のレベルは子どもです。

当然、考えていることすべてを言葉にできるわけではありません。

そこにもどかしさを感じるし、ボキャブラリーの足りなさを感じるわけです。

注意が必要なのは、この「大人レベルの頭」と「子どもレベルの言葉」にあるギャップを埋めようとすればするほど、頭をつかって文章を組み立てようとしてしまうことです。

こうなるとなかなか言葉がでてきません。

そして無理に文章を組み立てるので、シンプルではない、長ったらしい説明文になったり、複雑な言い回しをしてしまったりします。

自分の思考をそのまま英語にしようとするので、

日本語をなんとかして英語に翻訳しようとしてしまい、話すスピードもなかなか上がりません。

あまりにも英語に詰まるときは、大人の頭で考えるのをやめてみる

子どものように、とにかく深く考えずに思いついたままに話すようにすると、考えこむ時間を減らすことができます。

日本語から英語へ直訳する癖もだいぶマシになります。

子どもがお母さんやお父さんに「聞いて聞いて~」と思うままに話すイメージです。

そうやってたくさん話して、正しい言い方を教えてもらって言葉のレベルが上がれば、

考えていることをそのまま言葉にできるようになるので、日本語のように言いたいことが頭に浮かんだのと同時に英語が口をついて出るようになっていきます。

それでも英語に詰まってしまうなら、思考レベルを低くしてみるのもいいもしれません。

例えば、環境汚染についてどう思うかを聞かれたとして、大人の頭でいろんなことを考えてしまうと英語で表現するのがかなり難しく感じると思います。

でも、子どものように「悪いことだと思う」「将来がこわい」ぐらいに考えをとどめておけば、なんとか英語に出来るのではないでしょうか。

私の場合、お酒がはいっているときにレッスンを受けると普段に比べてかなり流暢に話せるんですが、

これは思考レベルが低くなって、あまり考えずにノリで話しているからだと思います。

結局は、思考レベルに英語レベルが追い付いていないことが英語を話せなくしている原因なので、思考レベルを下げるか英語レベルを上げるかしか解決の方法はないような気がします。

日本人講師との英会話レッスンなら、その場ですぐに疑問を解決できて便利

日本人講師のいいところは、困ったときにすぐに日本語で教えてもらえるところです。

たくさん話して間違いの数を増やせば増やすほど、新しいことを学ぶチャンスがたくさん生まれますが、

そこでしっかり疑問を解消しないと意味がないのでその場で正しいことを教えてもらえるのは重要です。

失敗したのをスルーしていると何も学ぶことができません。

オンライン英会話は外国人講師のレッスンを受けることもできるし、むしろそっちのほうがメジャーな気がしますが、

外国人講師が相手だと英語で質問しないといけないし、回答も英語で返ってきます。

そもそも質問をするのが難しいときもあります。

例えば「そもそも~だと思ってる」というのを英語でなんて言うかを聞きたいとき、英語でこれを伝えるのはかなり無理があります。

なんて言うか分からないことを、英語で表現して聞かないといけないので。。

ボキャブラリー不足を解消したい場合、日本人講師とフリートークレッスンをするというのが今のところ私が考えうるなかで最も効果的な学習法だと思います。

やり方をまとめるとこんな感じです。

  • とにかくたくさん英語で話してみる
  • たくさん間違えてその都度教えてもらう
  • 新しく学んだ表現を会話のなかで積極的につかう
  • これを週3回続ける。習慣にする

興味がある人は、ぜひ取り入れてみてください。

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講師は全員バイリンガルの日本人で、担任制です。

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