英語を話せるようになりたいならオンライン英会話を活用しましょう。
すきま時間を活用してマンツーマンレッスンをたくさん受けることができます。
でも、人によっては敷居が高く感じるかもしれません。
そこで今回は、オンライン英会話の心理的なハードルを無くす方法をシェアします。
オンライン英会話の心理的なハードルが高い理由
オンライン英会話は、なぜ敷居が高いのでしょうか。
まずは理由を知ることが大事です。
オンライン英会話のハードル1. パソコンやインターネットが苦手
オンライン英会話のほとんどは、SkypeやZoomなどのソフトを利用します。
こういう説明を聞いただけで「あ、もう無理…」という人もいるのではないでしょうか。
でも実際はそんなに難しい仕組みではありません。
オンライン英会話は、インターネット回線をつかって映像をつなぎ、お互いの顔をうつしてレッスンをしているだけです。
つまりビデオ通話です。
初めてつかうときに専用ソフトのダウンロードや設定を行う手間がかかりますが、
2度目からは、簡単に起動して使えるようになります。
オンライン英会話のハードル2. 自分の英語力に自信がもてない
「まだそんなに英語を話せないし…」「文法は多少分かるけど英会話はちょっと…」
こんなふうに思うことで、オンライン英会話に踏み出せないという人も多いです。
オンライン英会話に対して、こんなイメージをもっていませんか?
- 外国人講師とのマンツーマン
- 英語のみを使ったレッスン
- フリートークがメイン
ひと昔前は、このイメージ通りのサービスが多かったのですが、今は違います。
使う人が増えて様々なサービスが登場したことで、英語を初めて習う人や子供でもレッスンを受けやすい環境が整っているんです。
例えば、こんな感じ。
- バイリンガルの日本人講師
- 日本語をつかったレッスン
- 初心者向けカリキュラム
英語力に自信がなくても、オンライン英会話を始めやすくなっています。
例えば、簡単だと思えるレベルから始めて、英語を日本語で教えてもらうのはどうでしょう。
英会話に自信がない人は、バイリンガルの日本人講師から教えてもらえば安心です。
無理せず少しずつ英語を話す量を増やしていくことで、自信を育てることができます。
英語を初めて学ぶ人は、初心者用テキストを使ってアルファベットから順番に教えてもらうようにすれば、楽しく英語を学べると思います。
オンライン英会話のハードル3. 英会話レッスンに不安を感じる
最後の心理的ハードルは、そもそも英会話レッスン自体が苦手というものです。
苦手意識は次の3つに分けることができそうです。
- 人と話すことが苦手
- 英語で話すことが苦手
- 外国人と話すことが苦手
もともと人前で話すのがそんなに得意じゃないという人は、英会話レッスンに心理的な抵抗を感じやすそうです。
このハードルをクリアする方法は大きく2つあると思います。
1. 英会話力を鍛える
英会話レッスンが苦手という人は、会話になると頭が真っ白になってしまい「何も考えることができない」という状態に陥りがち。
こうなると冷静に物事を考えられなくなるので、言葉が出てこなくなります。
なので、あまり考えなくても自然に言葉が出てくるようにする必要があります。
英会話力を鍛えれば、話すことに自信が出てくるし、言葉につまることも少なくなるためレッスンの苦手意識も無くなっていきます。
ただ、この方法はとても時間がかかります。
2. 英会話レッスンに慣れる
個人的にはこっちのほうが手っ取り早いのでお勧めです。
何度もレッスンにチャレンジしていると、回数を重ねることでレッスンの雰囲気に慣れて緊張がほぐれます。
また、英会話力が低くてもレッスンでなんとかなる可能性が高くなります。
結果的にレッスンに対する不安が和らぎます。
レッスンに慣れる方法としてお勧めなのは、日本語が使える日本人講師を選ぶことです。
初めは日本語を使いながら英語を口に出す練習をしていきましょう。
そして英会話レッスンに慣れてきて
「あ、外国人講師とのレッスンにチャレンジしてみたいかも」
と思ったらチャンス。
思い切って外国人講師とのレッスンに挑戦してみましょう。
オンライン英会話を簡単に始める方法
ここからはオンライン英会話を始めやすい方法について紹介します。
心理的なハードルを下げることができるので、ぜひ一度手順通りにやってみてください。
手順1.英会話レッスンの様子を動画で確認する
まずは英会話レッスンの様子を、動画で確認してみましょう。
レッスンの雰囲気や進み方など、気になるところをチェックしてみてください。
※日本人のバイリンガル講師によるオンライン英会話の動画
手順2.日本人のバイリンガル講師が在籍しているオンライン英会話を探す
オンライン英会話の雰囲気が分かったら、日本人のバイリンガル講師とレッスンをしてみます。
どこのスクールも大抵は体験レッスンを無料で受けられるようになっています。
私のお勧めは次の3つです。
この中ではWings英会話のみ、対面レッスンも選べます。
日によってオンラインと対面を選びたい人は、Wings英会話を選んでおくといいと思います。
手順3.先に必要になるビデオ通話ソフトが何かを確認する
選んだオンライン英会話サービスが、どのようなビデオ通話ソフトをつかっているかを確認します。
例えばワールドトークの場合はSkype(スカイプ)というソフトを使うので準備します。
まだこの時点では、入会する必要はありません。
心理的なハードルが十分さがって、チャレンジしてみたいという気持ちになってから入会するといいと思います。
手順4.ビデオ通話レッスンの準備をする
ビデオ通話ソフトを準備して、実際に自分の顔をパソコン画面にうつしてみたり、音声テストを通して自分の声を聴いてみたりします。
面倒な人はこのステップを飛ばしてもいいですが、オンライン英会話がインターネットで映像をつなぐシンプルな仕組みだということが理解できれば、心理的な抵抗を和らげることができます。
具体的に説明します。
STEP1. 必要なものを準備する
インターネットに接続できるパソコン、 WEBカメラ、イヤホンマイクの3点を準備します。
準備1. ネット接続できるパソコン
インターネットに接続できるパソコンを用意してください。
インターネット接続は、有線でも無線でも構いません。
スマートフォンでもレッスンを受けられますが、画面が小さく講師やテキストが見にくいので、オンライン英会話に慣れてから挑戦したほうが無難です。
準備2. WEBカメラ
WEBカメラはこちらの映像を映してむこうに届けるために使います。
パソコンに内蔵されていることが多いので、お手持ちのパソコンを一度確認してみてください。
パソコンに内蔵されていない場合は、外付けカメラを購入して取りつける必要があります。
少し大きめの家電量販店や電気屋さんに行けば売っていると思います。
どれを買えばいいか分からない場合は、店員さんに聞いてみましょう。
準備3. イヤホンマイク
イヤホンマイクは、マイクがついているイヤホンのこと。音声のやり取りに使います。
イヤホンで講師の声を聞き、マイクを通してこちらの声を向こうに届けます。
音質にこだわりたいという人は、ヘッドセットを使ってもいいと思います。
イヤホンマイクより音質がよく、こちらの声をよりクリアに拾ってくれます。
ただ、少々かさばるうえに外では使いづらいので、いずれ街中やカフェで英会話を楽しみたいという人は、イヤホンマイクにしておいたほうがいいと思います。
周りの目が気にならないなら、イヤホンマイクやヘッドセットを使わずにレッスンを受けることもできます。
その場合、特に設定は必要ありません。
講師の声はパソコンから聞こえてきますし、パソコンに向かって直接話しかければ、パソコン内蔵のマイクが声を拾ってくれます。
一人暮らしの人や静かな環境でレッスンを受けられる人であれば、イヤホンマイク無しでも問題ないと思います。
STEP2. ビデオ通話ソフトをダウンロードしてアカウントを作成する
次にビデオ通話ソフトを用意します。
Skype(スカイプ)以外でよく利用されるのはZoom(ズーム)です。
Wings英会話のようにLINEビデオ通話を使えるところもあります。
Skypeの場合、ワールドトークの入会ページに詳しい説明が載っています。
こちらを参考に、アカウントを作成してみましょう。
STEP3. ビデオ通話・音声テスト
いよいよビデオ画面に自分を映してみます。
まずはスカイプを開きましょう。
次に、パソコンにWEBカメラが内蔵されていない場合は、外付けカメラをパソコンにセットします。
カメラの準備ができたら、スカイプ左上にある「・・・」マークから「設定」を選びます。
次に、左端のメニューから「音声/ビデオ」を選択してください。
すると、画面に自分の姿が映ります。
※何も映っていない場合、カメラが正常に作動していない可能性があります。パソコンを再起動すると直るかもしれません。
対面もオンラインも、英会話レッスンをするということに変わりはありません。
ビデオ通話ならではの緊張感もありますが、これは慣れるしかなさそうです。
カメラが正常に機能していることが確認できたら、次は音声テストに入ります。
そのまま画面を下にスクロールすると「無料テスト通話を行う」という項目があります。
これを選ぶと音声が流れるので、説明にしたがって音声テストを行います。
指示に従って音声を録音すると、録音された音声が再生されます。
ここで録音した自分の声が聞こえていれば、マイクはきちんと機能しています。
講師には、こんな感じで声が聞こえるわけですね。
声が聞こえてこないときは、マイクがミュート(消音)になっていないかを確認してみてください。
これで音声とビデオ通話のテストは完了です。
手順5.学習カウンセリングを受けてみる
ビデオ通話の雰囲気をなんとなく味わったあとは、もう少し踏み込んで、実際に日本人講師と会話をしてみましょう。
いきなりレッスンに入ってもいいのですが、初めは学習カウンセリングをお勧めします。
日本語をつかってどうやって英語を勉強していくか、レッスンの内容をどうするかを相談できるサービスです。
ワールドトークを例に解説します。
5-1. ワールドトークの無料会員になる
ワールドトークは、会員登録をすると無料で体験レッスンを受けることができるので、今回はこの無料体験レッスンを利用して、日本人講師に学習カウンセリングをお願いしてみます。
レッスンまでの流れは、こんな感じです。
- 会員登録をする
- 講師を選ぶ
- レッスン日程を決める
- 予約をする
- レッスンを受ける
会員登録の仕方
まずは下記リンクからワールドトークにアクセスします。
次に、トップ画面の右上にある「登録はこちらから」をクリックします。
すると会員登録画面が表示されるので、必要事項を記入します。
入力を終えて「登録する」ボタンを押すと、登録したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。
確認メールに記載のURLをクリックすると、「プロフィール登録」画面が開くので、スカイプIDや自己紹介などの必須項目を入力します。
スカイプIDは、Skypeを起動して左上のメニュー「・・・」から「設定」を選んで、「アカウント&プロフィール」を選ぶと確認できます。
Skype名「live:○○○」というところです。
プロフィールの入力が終わったら、「登録する」をクリックしてください。
これで会員登録が完了します。
会員登録が完了すると、無料体験レッスンに使えるポイントが付与されます。
5-2. 学習カウンセリングを受けてみたい講師を選ぶ
会員登録が完了したら、学習カウンセリングを受けたい講師を探してみましょう。
まずは登録したメールアドレスとパスワードを使って、ワールドトークにログインします。
そして、左端のメニューから「講師から予約」を選びます。
すると「講師一覧・検索」という画面が表示されるので、下部にある「詳細検索を開く」を選びます。
「ポイント」というプルダウンを選択すると、「予約に必要なポイント」で講師を絞って検索できます。
ワールドトークは、講師によって必要なポイントが異なるというシステムを採用しています。
人気の講師ほど必要なポイントが高くなりますが、ポイントが低いから人気がないというわけではなさそうです。
Q. 講師によるポイントの違いは何ですか?A. 講師経験や、人気度等いくつかの理由によりポイント数が異なっております。なお、260ポイントの講師はワールドトークに新しく登録された新人講師です。
私はワールドトークを利用して結構長いんですが、
ポイントが低くても講師経験が豊富で教えるのが上手な講師はたくさんいます(新人講師でも、ほかのところで英語を教えていたり)。
あと相性も大事だと思います。
すごく教えるのが上手な講師でも、あまり話が弾まないと楽しくないし、話が合う講師とはレッスンを続けやすいです。
レッスンポイントが低くても、相性があう講師であれば特に問題ないと思います。
試しに100pt~300ptで講師を絞ってみます。
すると、該当する講師が一覧で表示されます。
※一部を抜粋
気になった講師をクリックすると、講師プロフィールを確認することができます。
講師プロフィールには、主に以下の内容が書かれています。
※講師によって個人差あり
- 出身や経歴などの基本情報
- 自己紹介
- 英語歴や英語に関するエピソード
- 提供できるレッスン
- 提供できないレッスン
- 事務局コメント(推薦文)
- レッスン受講者の声
じっくり読み込んで、学習カウンセリングを受けたい講師を選びましょう。
260pt の講師は新しく登録された新人講師なので、レッスンの提供に慣れている講師がいいという人は、講師検索に戻って絞り込むポイントの範囲を変えてください。
体験レッスン用に付与されているのは780ptなので、780ptまでの範囲で講師を探しましょう。
※ポイントの範囲内であれば、複数レッスンを受けることも可能です。
また、気になる講師がいたら「お気に入りに追加」しておくと後からすぐに探せるので便利です。
お気に入りに追加した講師は、メニューの「お気に入り講師」から、後でまとめてチェックすることができます。
5-3. レッスンを受ける日時を選んで予約する
レッスンをお願いしたい講師が決まったら予約します。
講師プロフィールの最下部に、講師のスケジュールが表示されているので、空いている日時から好きなものを選びましょう。
日時を選んだら、「予約する」ボタンを押します。
すると、レッスンの要望を入力する画面がうつります。
5-4. レッスンの要望を細かく出す
ワールドトークでは、希望するレッスンについて、事前に細かく講師に伝えることができるようになっています。
この仕組みをうまく活用して、心理的なハードルをしっかり下げます。
まずは年代です。該当するものを選択します。
次にレッスンで使う言語について要望を出します。
ここでは学習カウンセリングを受けたいので「全て日本語で教えてほしい」を選びます。
次は会話のレベルを選択します。
次の「他社サービスの利用経験」と「レッスンの実施頻度」も、該当するものを選んでください。
あとの2つはフリー記述となっています。
1つ目は「3ヶ月後の目標」。
薄い灰色で書かれている記述例を参考に入力します。特に決まっていない人は空欄でもいいと思います。
最後は「今回のテーマ」です。
ここに、学習カウンセリングを受けたいということや、オンライン英会話初心者であることなどを盛り込みます。
例えば、こんな感じです。
ここを丁寧に書いておけば、レッスンで緊張したり、スカイプの使い方が分からず混乱したりしても、講師が親身になってサポートしてくれるので安心です。
入力が終わったら内容を送信しましょう。
これでレッスンの予約は完了です。
5-5. 学習カウンセリングを受けてみよう!
レッスン時間の5分前にはスカイプを立ち上げておきましょう。
初回レッスンの時は、担当してくれる講師からSkypeに「コンタクト申請」というものが届いているはずなので承認します。
この承認作業を行うことで、お互いにビデオ通話ができるようになります。
レッスン時間になると、講師からコール(電話)がかかってきます。
イヤホンマイクをつけて、一番左端の「ビデオ通話ボタン」を押すと、講師とビデオ通話がつながり、レッスンが始まります。
コールの様子とビデオ通話ボタン ※イメージ
学習カウンセリングが始まったら、日本語で気になることをどんどん聞いちゃいましょう。
同じ日本人の立場から、的確でためになるアドバイスをしてくれるはずです。
余裕が出てきたら、英語を少し話してみたい!と思い切って伝えてみることをお勧めします。
講師がしっかりリードしてくれると思います。
手順6.英会話レッスンに挑戦する
学習カウンセリングが終わったら、入会して英会話レッスンにチャレンジしてみましょう。
ワールドトークは月額3,300円から始められて、かなり良心的な価格設定だと思います。
学習カウンセリングを担当してもらった講師にレッスンを頼んでもいいし、新しい講師をあらためて探してもいいと思います。
レッスン内容は講師と相談して決めていきましょう。
文法テキストを使ったり、英会話フレーズを覚えたり、英語日記を添削してもらったりと、ワールドトークは工夫次第でいろんな使い方ができます。
学習カウンセリングで分かった苦手なことや、逆に好きなことにフォーカスしてもいいと思います。
日本語をどのくらい使うか、何を目標に設定するか、どれくらいの頻度でレッスンを受けるのかなども、講師と一緒に決めるとレッスンが充実するので試してみてください。
頑張りたい人は、家庭教師のように宿題を出してもらってもいいかもしれません。
心理的なハードルをクリアした後は
オンライン英会話に対する心理的なハードルをクリアしたあとは、英語を積極的に話すようにしてみたり、フリートークに挑戦したり、外国人とのレッスンにトライしてみたりと、英会話レッスンのレベルを、少しずつ上げていくようにすると効果的です。
外国人講師とのレッスンにチャレンジするときは、まずは日本語を話せる外国人講師にレッスンをお願いするといいと思います。
ワールドトークには、英語も日本語も話せる外国人講師が在籍しているので、チャレンジしやすいです。
レッスンをお願いしている日本人講師に「外国人講師とレッスンを受けられるようになる」という目標で、レッスンのカスタマイズを頼んでもいいかもしれません。
レッスンの流れを把握して、必ず使う挨拶、質問、相槌などを一緒に練習しておくだけでも、レッスンを受けるのがかなり楽になります。
ぜひ自分なりに色々工夫して、うまくいく方法を見つけてみてくださいね。