「外国人観光客を相手に、一人で京都を案内できるようになりたい」
という私の話を聞いて、ゲストハウスのオーナーが観光ガイドに同行させてくれたときのこと。
ニューヨークから遊びにくる60代の夫婦に、大阪の街や観光スポットを一日かけて案内するという内容でした。
大阪城や通天閣、天王寺公園に道頓堀と、人気スポットをめぐりながら、会話や食事を一緒に楽しみます。
私はアシスタントとして参加したので、主に店や交通手段、経路などを案内しました。
必要なのは引き出しの多さと柔軟な対応力
観光ガイドになるには、高い英語力が必要だと言われています。
でも、確かに英語はできればできるほど良いと思いますが、別にペラペラである必要はないというのが、実際に同行してみて私が思ったことでした。
英語力よりも大切になるのが、引き出しの多さと柔軟な対応力です。
ここをしっかりおさえることができれば、英語での意思疎通が多少スムーズにできなくても、お客さんの満足度は高くなります。
例えば今回の場合、事前の要望にはなかった目的地を提示されたり、歩いている途中で甘いスイーツが食べたいという要望をうけたりしました。
こんなときは、観光する順番を変えたり滞在する時間を調整したりして、なるべく全ての要望を叶えられるように考えます。
時間が足りないことを説明して諦めてもらうこともできますが、それは最終手段。
希望を叶えられなくても、せめて代替案を提示するように心がける。これだけでお客さんに喜んでもらうことができます。
また観光ガイドをやる機会があったらいいなと思う今日このごろです。